茨木市議会 2021-03-11 令和 3年第2回定例会(第6日 3月11日)
まさに楠公父子は皇国臣民のシンボルであったと、こういった経過があります。 産経新聞が2018年の6月に「教科書が教えない楠木正成」、これを発行してるわけでありますけれども、そこには、「明治の小学生が模範とした人物第1位」、「戦後、黒塗りされ、教科書から消えた正成」とあるわけです。
まさに楠公父子は皇国臣民のシンボルであったと、こういった経過があります。 産経新聞が2018年の6月に「教科書が教えない楠木正成」、これを発行してるわけでありますけれども、そこには、「明治の小学生が模範とした人物第1位」、「戦後、黒塗りされ、教科書から消えた正成」とあるわけです。
そして、現人神(あらひとがみ)である天皇のために死ぬことが、皇国臣民として最高の美徳であり、義務とされました。「日の丸」は、この権力によってつくり出された皇国史観、「君が代」と結びつき、アジアの人々を殺りくに追い込んだ、戦争のシンボルそのものであります。
ところが、日本人をして天皇に絶対忠誠を誓う大日本帝国・皇国臣民として国を挙げての人殺し、泥棒、すなわち侵略戦争、植民地支配に向かわせたのが戦前の国民洗脳教育であり、その土台が教育勅語にほかなりません。皇国臣民としての国民意識形成のためにこそ制定された教育勅語の本質と、日本人総体に与えた結果及び世界の人々に与えた結果、この事実を外して教育勅語について論ずることは適切ではないと考えます。
この市民憲章を見て私が感じましたのは、ことしは敗戦から50年ですけれども、日本が朝鮮に侵略をしていって、皇国臣民の誓いというものを朝鮮の児童に対して強制したことであります。「一つ、私どもは大日本帝国の臣民であります」とか、「私どもは心をあわせて天皇陛下に忠義を尽くします」とか、「私どもは忍苦、鍛練して立派な強い国民になります」ということを朝鮮の子どもたちに強いたということがあります。